1949-04-07 第5回国会 衆議院 本会議 第14号
政府は超過供出の法制化ということを言い出されておりますが、食糧増産臨時措置法を制定するときに、断じてこういうことはしないということを、繰返して政府は農民に約束しておつた。その約束の言葉のまだ消えぬうちに、今や超過供出を法制化しようというのである。もとより食糧の増産は必要である。
政府は超過供出の法制化ということを言い出されておりますが、食糧増産臨時措置法を制定するときに、断じてこういうことはしないということを、繰返して政府は農民に約束しておつた。その約束の言葉のまだ消えぬうちに、今や超過供出を法制化しようというのである。もとより食糧の増産は必要である。
今まで食糧増産臨時措置法でありましたか、あれにあるような、つまり保有をある程度認めて、それに対して超過供出をやる。これが是正されるのではないかということを、われわれ及び農村の人は非常に心配しております。おそらく水増しの大きなものを割当てられて、爾後これが削減されて行くのではないか。あるいはまたそうでなくて、今までのものを割当てられて、追加供出を強制的にやらされるのではないか。
大体中央農業調整委員等の意見を聞き、また地方における作報等の意見を聞きつつ、一應の案を練りつつありますが、何を申しましても、今御指摘のように、今度初めての食糧増産臨時措置法によつてこれを措置するわけでございますので、その間にいろいろと問題があります。目下私ども農林省だけでなく、それぞれ各方面とも折衝いたしている最中でありますので、まだお話を申し上げる時期ではないと思います。
この食糧増産臨時職員は合計で六千五百名でありまして、二級官が千五百名、それから三級官が三千五百名、雇員が千五百名ということになつております。先程の五億円の予算はこれを中心とする経費でございます。 尚法律の方でございまするが、法律に書いてありますことの要点は、試驗研究につきましては個所数を七十五ケ所に限定してあり。